ひらけゴマ!

無茶ぶりひどっ!
どうも〜59-1の関西弁担当よーすけです〜
はい、ゆうて始まりますけどもね、バトン連載は訓練について
紹介するルールなんかあったっけかな?ということで、、、

私は大阪にある関西外国語大学出身ってか在学中なんですけども、
文系でもパイロットなれるんですよ〜ってアピール!むしろ、英語が大切なんですね。
パイロットは無線をつかって英語であれこれ指示うけたり要望だしたり情報もらったりするんですね。
ATC です。 
Aアンテナ Tつかって Cコンタクト の略ですね。
(※Air Traffic Control)
決められた用語を使用する事で全世界どこにいっても通じるってな訳ですね。
普通の英語とはちょっと違うので、ドラマ「ミス・パイロット」でもみられるように、
さながら呪文を唱えるように聞こえる・・・

例えば訓練で飛び立つまでには

Pilot: Obihiro Tower, JA4212
Tower: JA4212, Obihiro Tower go ahead
P: JA4212 at CAC request Taxi instruction for Navigation
T: JA4212 Taxi to holding point Runway 35, Wind 360 at 6, QNH 2994
P: JA4212 Taxi to holding point Runway 35, QNH 2994

訳(関西弁)
パイロット 「帯広タワーさん、こちらJA4212です」
管制塔 「はい、JA4212こちら帯広タワーです、どうぞ。」
パ 「JA4212は航大エプロンにおるんやけども、航法訓練したいから地上走行させてや」
塔 「はいよ、じゃぁ滑走路35方向のいつものポイントまで地上走行してや。ほんでから風は北から6ノット、気圧高度計は2994にセットしてや。」
パ 「走路35方向のいつものポイントまで地上走行して、気圧高度計は2994にセットするで。」

これでも旅客機がするやり取りに比べたらめちゃめちゃ短い!!
無線でなにか指示や情報をもらえば、大切なところは復唱するルールがあるので、
ラジャーとかドラマではいっちゃってるのを訓練でやると小一時間説教される事も。。。

うん、こんな感じでこれ全部細かく説明するのは
大変面倒難しいので、
「帯広で使った長くて大変な呪文ランキング BEST3」
で紹介しようと思います〜。
------------------------------------------

第3位!
P: Obihiro Tower JA4212
T: JA4212 Obihiro Tower go ahead
P: JA4212 Over Nukanai 2000 request Landing instruction for Touch&Go
T: JA4212 Obihiro using Runway 17 QNH 2967 Wind 120 at 2 Report over Bravo
P:JA4212 Runway 17 QNH 2967 Report over Bravo

これは空港から9Km以上外にいった後に空港へかえってきて、そのまま連続離着陸訓練(タッチ&ゴー)をするときの流れですね。最初はこれが長いと感じておりました。

[訳]
パ 「帯広タワーさん、JA4212です」  
塔 「JA4212どうぞ」
ローラ 「ただいま〜〜今ね〜、糠内の上空2000ftだよ〜うふふ〜(ハート あのね、タッチ&ゴーしたいからね〜よろしく〜」
ローラ 「オッケ〜♩今ね〜帯広空港は17方向で滑走路使ってる感じ〜あ、高度計は2967にしとけばおっけ〜♪風はね〜ん〜わかんない(笑 そうだ、またブラボーポイントのところで教えて〜 じゃあね〜」
ローラ 「おっけ〜じゃぁまた後でメールするね〜!」

・・・はい、途中から真面目にするの飽きました。。
------------------------------------------

第2位!
P: Kushiro Tower JA4212
T: JA4212 Kushiro Tower Go ahead
P: JA4212 15miles West of Kushiro VOR 3000ft, Request Cross Control Zone from West to Northeast at 3000ft
T: JA4212 Kushiro Runway 17, QNH 2987, now Boeing 737 has just Taxi out for Runway 17 Alice3 Departure, Report Enter Control Zone.

これは他の空港の管制圏という空港周辺の空域を通過する際の
[訳]
パ 「釧路タワー、JA4212です
塔 「JA4212、釧路管制塔じゃ、、、ご用件は?」
パ 「JA4212は今釧路の無線標識から15マイル西を3000ftで飛行中です。つきましてはそちらの管制圏内を西から北東にかけて3000ftで通過許可をいただけますか?
塔 「はいはい、釧路は今日はええ天気じゃて、、、いま丁度な、ばぁさんが買い物に出かけよるって居間をでたとこじゃから、東京のほうへ行くゆうてたかのぅ。ばぁさんには近寄るでないぞ。。ほれ、また近くになったら教えてくれんかの、ばぁさんの出かけるタイミングをうまい事しとくからの。

釧路のタワーには、こんな感じのゆったり喋るお爺ちゃん管制官がいるという噂です。

------------------------------------------
では第1位!!
P: Nakashibetsu Remote, JA4212
Remote: JA4212 Nakashibetsu Remote Go ahead
P: JA4212 10 miles South of Nakashibetsu VOR 5500 approaching to Kenebetsu. Request Landing Information for Touch & Go 3 times Runway 26
R: JA4212 Wind 220 at 07 , QNH 3001 No traffic Reported around Airport Report 5 miles.
P: JA4212 QNH 3001 Report 5 miles. we will proceed to Left Downwind and after Touch and Go, make Right turn to Kawakita for another Touch & Go.

これは中標津空港へ向かう訓練で、管制官の代わりに新千歳から遠隔通信で情報を提供してくるリモートってところに着陸の為の通信をしてるってやつです。 他とちがって、パイロットがあれこれと自分のやろうとする事を先に伝える為、大変です。長いです。やり過ぎ感もあります。

[訳]
パ 「まいど中標津リモートさん〜」 
リ 「JA4212 ドウゾ」
パ 「えっと、今空港10マイル南で5500ftで、計根別にむかってて、そんで、タッチ&ゴー3回するってゆってたやんな、だから来てんけどな、今空港の周りどんな感じ?あ、滑走路は26方向つかうで。ええやろ?」
リ 「風ハ、南東カラ7ノット、QNHハ、3001、 空港周辺ニ報告サレテイル機体ハアリマセン。5マイル圏内デモウ一度通信願イマス」
パ 「おっけ、じゃあね、南側からぐるっと廻って着陸するで、ほんですぐ離陸したら右に旋回してな、川北の街の方に一回行ってな、またタッチ&ゴーするで、ほんでな、 あ、5マイルまで近づいたらまた続き話すわ。」
リ 「・・・」


とまぁ、呪文を覚えて使いこなすこともパイロットとして重要な業務なのです。
レオナの無茶ぶりのせいで大変長くなりましたが、書いてる間にクリスマスです!!
メリークリスマス!!!



「「「お〜〜い、なっかむっらくん♪」」」

ความคิดเห็น